読書「小さいコトが気になります」
小さいコトが気になります 益田ミリ
小さいこと…。 気になるたちだ。
特に人とのお付き合いにおいて、言ったこと言われたこと。あとになってから無性に気になったりすることがある。
(すぐ、じゃないところが厄介なとこ)
特に自分が相手に対して言ったこと。
言葉足りずで、言わんとしてることの本意が伝わったかが、突如心配になったりする。
過去において、実際あったから。
言ったことが真逆に解釈されて、関係がおかしくなったことが…。
しかし、そういう人は早かれ遅かれ、何かがかみ合わず、離れることになったんだろう。
たまたまキッカケが「その一言」だっただけで。
えーと、ミリさんの「小さいことが気になります」は、人間関係がどーしたこーした、ということは一切出てきません。(ほっ…)
人は確認を怠った時、小さな、あるいは大きな失敗をしでかしてしまうことがあります。しかし、この世にはさほど必要のない「確認」もあり、わたしは、その、さほど必要のない確認のために、そこそこの時間を費やしていることに気づいたのでした。
(本文より)
前半の文章「人は確認を怠った時、・・・~あります。」までが、なにやら格言めいてると思うのはわたしだけでしょうか。
「しかし、・・・気づいたのでした」のくだりは、世の中無駄なことなどひとつもない、という逆格言にも思えたりもして。。
ミリさん、そんなこと気になるんだ~、とか、
わかるわかる、わたしも、とか…。
共感と驚きと小笑で読み終え、読後ちょっとハッピーになったりするのは、コミックを読む感覚にも似てる。
ミリさんの本はいつもだいたいそんな感じ。
「キュン」となる読み物といえば、ミリさんで、わたしはさほど他人が面白みを感じない書物のために、そこそこの時間を費やしていることに気づいたのでした。(真似か⁉笑)